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気になるカルバマゼピンの乳児に与える影響

2019年11月11日

カルバマゼピンとは抗てんかん薬の一つで、脳神経の興奮を抑えて、発作を予防する働きがあります。
てんかん以外にも躁うつ病や躁病、三叉神経痛などに効果を発揮する薬で、たくさんの方が服用しています。
このように様々な神経系の病気にすぐれた働きをしてくれるカルバマゼピンですが、やはりその薬の性質上、服用する時には注意しなければならない点がいくつかあります。
その中でも、一度服用を始めたら、かってに量を増減したり、服用を中止したりしてはいけないという点については、特に厳守すべきポイントとなっています。
そこで問題となるのが、女性のてんかん患者が妊娠や出産をした場合でしょう。
果たしてカルバマゼピンの服用は、乳児にどのような影響を与えるのでしょうか。
特に乳児に母乳を与えている場合、薬剤の悪影響があるのか、大変気になるところです。
カルバマゼピンが乳児に与える影響について考える場合、果たしてカルバマゼピン服用者に対する授乳の可否を見てみましょう。
授乳が許されているということは、影響が無いか少ないということになるからです。
この点については日本とイギリス、WHOでは若干の違いが見られます。
日本ではカルバマゼピンについて「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」となっていますが、イギリスでは授乳しても良い、WHOでは授乳しても良いが乳児の観察を要すこととなっています。
つまり、イギリスやWHOではカルバマゼピンの成分が母乳によって乳児に摂取され、影響を与えることは極めて低い、と判断されているわけです。
確かに乳児が居る場合、特に授乳中は薬は飲まないに越したことはありません。
しかし、母親の健康を保つことも同じくらい重要で乳児に与える影響も大きいと言えるでしょう。
要はお医者様とよく相談し、乳児の様子をしっかりと観察することで、母と子、双方の健康を守れる、と言えるのではないでしょうか。